ガイド日記 語り部日記

美味しいご飯と、怪談と。初めての怪談ライブ

お初の「怪談ライブ」、やりました!
といっても、怪談ソングを歌ったとかじゃないです笑

知り合いが松江市内で八百屋カフェをしていまして、野菜をメインにした、美味しい美味しいお料理を出されるお店なのです。

普段は昼営業のみですが、2か月に1度くらいのペースで、夜に音楽ライブをされています。

美味しいご飯とお酒と音楽の夕べ。

私は以前、ジャズの回に行ったことがあるのですが、お客様が15名しか入れないお店なので、歌い手さんがすぐ近くにいて、本当に感動しました。
音の響きもいいんですよねー。

で、「やっぱり夏は怪談でしょ!」と、今回は初めて、音楽ではなく怪談ライブをしましょうとお声がけくださったのです。

ありがたい。ありがたい。ありがたい。

ふたつ返事でお受けしました。

どんな内容にしようかと、オーナーさんとワクワクしながら相談して、そこからは自分で構成やトークを考えていきました。

今回は「大人の夜」なので、思いっきり怖い怪談をしちゃおうと選んだのが「破られた約束」。

小泉八雲の妻・セツが語った怪談の中でも、とりわけぞーっとするお話です。ただ、内容的に子ども向けではないので、今回は大人ばかりということで、チャンスとばかりに語りました。

全体としては「起承転結」を意識して、4つの怪談を組み合わせました。

① 破られた約束
② 鏡と鐘
③ 梅津忠兵衛の話
④ むじな

「むじな」以外は初出し! がんばった!!

そして、私の怪談語りの特徴は、怪談のあとに「私の考察タイム」が入ること。

正直、怪談語りだけなら、私より上手な人がたーーーくさんいます。だからこそ、「私」がやる意味を、そこに加えたいのです。

怪談の考察は、私なりのオリジナル。
そこを考えることが私にとっての「創作」で、やっていてすごく楽しい!!

八雲は、怪談には一面の真理があり、その真理は未来においても変わらない、という趣旨のことを述べています。

つまり、怪談には「怖い」「気味悪い」だけではない、時代を超えて伝わる何かがあるということ。

でも八雲自身は、「この話からは、このメッセージを受け取れ!」とは言っていないわけです。
それは読み手、聞き手にゆだねられている。

私は一人の読み手として、「この怪談にはどんな真理があるのだろう」と、まぁ、言ってみれば勝手に紐解いているのです。

「破られた約束」は、もちろんタイトルどおり、約束を違えたことがテーマですが、そこには「執念」という大きな要素もあると感じ、今回はその話をしました。

「執念」って、最近の私のテーマでもあって……。

強さの違いはあれど、きっと誰にでもあるのではないでしょうか。

とらわれるってやつです。
「どうしてもそうじゃなきゃだめ!」ってやつです。

身に覚え、ないですか?笑

私にも、けっこう厄介なのがあって……。
ここにはちょっと書けないけど笑

そうした思いが「執着」になると、自分自身を苦しめるし、時には周りをも苦しめる。

気を付けようと思うきっかけをくれたのが、この怪談だったんですよね。

さて、来てくださったお客様は、15名限定ということもあって、今回は私の友人と、そのお連れ様ばかりでした。

友人に「こんなんやるよー」と声をかけたら、みんな「行く行く」と言ってくれて、あっという間に席が埋まったのです。

高校時代の友達も来てくれました。

そして、「考察が良かった」「面白かった」と言ってくれる人も多くて、嬉しかったです。

私の考察に「なるほど」と思ってくれてもいいし、「そこは自分なら違う考え方をするな」でもいいんです。

ただ、これをきっかけに、八雲の「怪談」って、怖い話だけじゃなくて、もっと深いものなんだなーと思ってくれたら嬉しいなと思っています。

どうも真夏は、ここのところココロの調子が今ひとつな私なのですが、なんだか満たされた夜でした。

「怪談ライブをしよう」と言ってくれたさつきさん。
来てくださったみなさま。
「行きたい」と言ってくれたのに、席が埋まって来てもらえなかったお友達。

みんなみんなに感謝です。

わー、またこんなのやってみたいです!

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